トゥルク・イェシ・リンポチェ
チベット仏教、とくにゾクチェンの法師、占星術師、詩人、著作家。トゥルク•イェシ•リンポチェはチベットのアムド地方で、信心深いチベット仏教徒の放牧民の子どもとしてお生まれになりました。そして16才で出家し、チベット仏教の5大学派を代表する40人以上の師から教えを受けてこられました。
トゥルクは歴史に名を残すチベット仏教の尊師の生まれ変わりであることが公式に認められた人に授けられる称号。トゥルク•イェシ•リンポチェはゾクチェン•ギャルツァブ•トド•リンポチェの生まれ変わりであるとダライ・ラマ法王のニングマパの師であるキャブジェ•トゥルシグ•リポチェに認定され、トゥルクの称号を授かりました。
1994年にヒマラヤ山脈を徒歩で越えてインドに亡命されたトゥルク•イェシ•リンポチェはインドやネパールの僧院で修行するかたわら、詩人、著作家、編集者としても注目されるようになりました。そして、2002年にシアトルのチベット僧院に招かれ米国に移住。2016年にヴァジャラヤーナ仏教を世界に広めるためにトゥルク•イェシ•リンポチェが設立されたヘルカ•インスティテュートは世界各地に使徒が増え、現在、14の支部ができています。
トゥルク•イェシ•リンポチェは現代人の生き方や、異なる文化や宗教的な背景も理解しつつ、チベット仏教の純粋な教えを分かりやすく英語で説ける数少ないリンポチェとして各国で人気を集め、スピリチュアリティや健康な生き方に関する人々の指南役となり、灌頂を授けるために世界を旅されています。チベット仏教や文化に関する16冊の本の著者で、英語、中国語、ベトナム語にも翻訳された「チベット禅」は、近く、日本語版も出版予定です。